(マウスコンピューター)NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト) | こまたろPC

(マウスコンピューター)NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト)

基本スペック

NEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト)の製品画像
CPU Ryzen 7 5700X
グラフィックボード RTX 5060
メモリ DDR4 16GB
容量 1TB (NVMe Gen4×4)
その他のPCスペックはこちら
サイズ 約220×405×39
電源 750W BRONZE
光学ドライブ
マザーボード AMD B550 チップセット
PCケース オリジナルPCケース
CPUクーラー 空冷CPUクーラー
OS Windows 11 Home 64ビット
PCの評価
コスパ 4.8
同価格帯の平均:4.5
(5.0)
ゲーム性能 2.3
同価格帯の平均:2.0
(2.5)
動画編集性能 2.3
同価格帯の平均:2.6
(2.5)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:3.5
(4.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.0
(3.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.4
(2.5)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 WQHD 画質/FPS目安
モンハンワイルズ 最低画質、71fps(93fps) 最低画質、54fps(82fps)
マーベルライバルズ 最高画質、83fps(132fps) 最高画質、53fps(102fps)
ヘルダイバー2 最低画質、149fps 最低画質、103fps
Path of Exile 2 最高画質、(107fps) 最高画質、(86fps)
タルコフ 最高画質、112fps 最低画質、143fps
オーバーウォッチ2 最高画質、180fps 最高画質、121fps
Delta Force 最高画質、118fps(188fps) 最高画質、89fps(123fps)
Apex 最高画質、204fps 最高画質、151fps

※参考値であり保証するものではありません。
※()内はDLSSやFSR、XeSSなどアップスケーリング・フレーム補完を利用した場合の数値

マウスコンピューターのWEB限定モデルからスタートしたNEXTGEARシリーズのゲーミングPC。G-Tuneよりも低価格路線で特にNEXTGEAR JG-A7G60(ホワイト)はその中でも低価格路線のゲーミングPCです。

また新たにケースがリニューアルされました。ケースについては後程触れていきます。

低価格路線ですが、性能面では最新世代のRTX 5060 8GBのグラフィックボードを搭載しており、CPUは旧世代ではあるもののミドルクラス中心に現役バリバリのRyzen 7 5700Xとミドルクラス性能にまとまっています。

それでは詳しくみていきましょう。

ゲーム性能はどのくらい?

DLSS4 DLSS3 FSR4 FSR3 SM AFMF
× ×

※AIフレーム生成・アップスケーリング等技術の対応表

ゲーム性能を最も左右するグラフィックボードは「RTX 5060 8GB」を搭載。

DLSS4に対応しており、マルチフレーム生成が使えるのが大きな利点。ただグラフィックメモリが8GBしか搭載していませんので、高画質や高解像度、ゲーム配信などメモリを喰う処理でメモリ不足によるフレームレート低下を起こすリスクがあります。

下記は実際にRTX 5060 8GBを利用し主要なゲームをベンチマークした結果です。ただしあくまで参考値としてご参照ください。

AIフレーム生成、アップスケーリングを使わない場合

入力遅延重視からDLSSやFSRなどを使わないときのフレームレート結果です。

モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、ヘルダイバー2、CoD:BO6で計測しています。

RTX 5060 8GBにおけるノーマル時のフレームレート結果
モンハンワイルズ マーベルライバルズ Delta Force ヘルダイバー2 CoD:BO6
フルHD低 87.93 217 160 209 140
フルHD最高 36.38 94 99 47 75
WQHD低 68.12 130 102 143 100
WQHD最高 22.79 60 71 33 51
4K低 41.60 73 51 75 56
4K最高 16.14 26 36 19 27

低画質であればフルHDはもちろん、WQHD解像度でも十分高フレームレートで遊ぶことが可能ではありますが、4Kはさすがに厳しいゲームもあります。

また高画質になるとフレームレートが伸びが悪く、フルHDでも60fpsを下回るゲームも。

DLSS/FSRを利用しない場合は、低中画質でフルHDメイン、サブでWQHD解像度が前提となるでしょう。

DLSS4/DLSS3を使う場合

続いてはDLSS4マルチフレーム生成やDLSS3を使った場合のフレームレート計測結果です。

モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、サイバーパンク2077、CoD:BO6で計測しています。

RTX 5060 8GBにおけるDLSS利用時のフレームレート結果
モンハンワイルズ DLSS3 マーベルライバルズ DLSS4MFG Delta Force DLSS3 サイバーパンク2077 DLSS4 MFG CoD:BO6
フルHD低 119.03 481 291 415.78 283
フルHD最高 57.85 362 223 325.19 201
WQHD低 105.40 329 192 280.27 204
WQHD最高 46.32 239 150 226.17 151
4K低 81.30 203 95 179.00 113
4K最高 22.79 155 75 33.11 84

DLSSを使うと一気にフレームレートが出るようになりフルHDはもちろん、WQHDでも十分高フレームレートで遊べるようになります。しかも低画質だけではなく高画質でも高フレームレートが可能。

さらにマルチフレーム生成を使う場合なら4K最高画質でも十分高フレームレートも可能です。

ただしここでも注意が必要で、やはりグラフィックメモリの消費が激しいゲームではたとえDLSSを利用してもフレームレートが伸びません。

DLSS/FSRを利用する場合は、基本高画質高解像度は狙えるもののゲームによってはフレームレートが伸びないリスクがあることは注意しましょう。

動画編集性能はどのくらい?

Ryzen 7 5700Xの動画編集性能をAdobe PremiereおよびHandBrakeを使って計測してみました。15分動画です。

Ryzen 7 5700Xのソフトウェアエンコード結果

フルHDであればおよそ15~18分と一応は実用には耐えれるエンコード時間にはなっていますが、早いかといわれるとあまり早くはありません。4K解像度も停止することなく編集はできましたが実用には程遠い遅さ。

RTX 5060を使ったハードウェアエンコードになればもっと早くなりますのが、基本動画編集はフルHDまでといったところでしょう。

コスパとしてはどうか

当サイトでは価格および利用されているPCパーツなどから独自にコスパを評価し、数値で算出しています。同価格帯のPCのコスパの平均値も割り出しています。

NEXTGEAR JG-A7G60はコスパは4.8、同価格帯平均は4.5ですから、コスパは他の平均よりもやや高いゲーミングPCで、トップクラスの良さとって良いです。

またPCパーツの高級度は3.0、平均が2.4ですから低価格路線でありながら、同価格帯の他のPCと比べるとPCパーツ内容も良いです。安さだけではなく中身にも一定の配慮がみられます。

詳しく各パーツについてみていきます。

メモリ:DDR4 16GB

Ryzen 7 5700XはDDR4にしか対応していませんので、DDR5ではありません。比べればメモリ速度は落ちてしまいますが、このクラスであればさほど気にする必要もなし。

メモリ容量はこの価格帯としては十分良い搭載量でメモリ不足で動作がカクついたり、エラー落ちしたりすることはないでしょう。

ストレージ:1TB Gen4 NVMe SSD

メインストレージはGen4規格のNVMe SSDを採用しています。ブランド不明、読み書き速度は不明ですが、Gen4規格で遅いということはないので、ゲームロード時間や編集のサムネイル表示でイライラすることは少ないかと思います。

容量に関しては1TBとこのクラスでは500GB付近も普通にあるので、その点を踏まえれば高水準な搭載量です。

沢山のゲームやデータを保存してもすぐに容量不足に悩まされることはないかと思います。

電源:750W BRONZE

電源ユニットは750Wのブロンズ認証電源です。メーカー不明ですが、特によくも悪くもない標準的なグレードです。

容量はRyzen 7 5700XとRTX 5060 6GBの組み合わせとしては余裕のある電源容量で高水準。Ryzen 7 5700Xならもっと上のグラフィックボードと組み合わせもいけますので、将来的にはアップグレードを検討しても良いかもしれません。

マザーボード:AMD B550 チップセット

マザーボードはメーカ不明のAMD B550 チップセットを採用したMicroATXです。

CPUが旧世代ということもありマザーボードも旧世代のB550シリーズで安価な分類ではありますが、性能面では特に問題はなく十分PCのパワーを引き出してくれるマザーボードです。

MicroATXですので拡張性はそこまでありませんが、かわりにややコンパクトになります。

CPUファン: 標準空冷CPUクーラー

CPUクーラーは標準タイプの空冷クーラーとなっています。

特別すごい冷却能力があるわけではないものの、Ryzen 7 5700Xであれば必要十分というところでそう。その分価格に還元しているかと思います。

ネット関連:有線LANのみ

無線LANが付いていないのは注意。有線LANしか対応しておらず、無線LANを利用する場合は、オプションか別途子機を自分で用意しUSBスロットに差し込む必要があります。

【NEXTGEAR】ホワイトミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル

PCケースはNEXTGEAR専用です。

220(幅)×424(奥行き)×410(高さ) mmですので、ゲーミングPCの中では中間くらいのサイズになっています。

PCケースは新たにリニューアルされ、前世代のNEXT GEARシリーズの特長であったXのデザインを踏襲しつつ、よりフロント部分のLEDファンが見えやすいように改良されています。

またスーパーマゼンタと呼ばれる赤のアクセントが効いており、あまりこのカラーを採用するPCケースはないため特徴的なデザインといってよいでしょう。

前回に引き続きホワイトとブラックの2色展開となっています。

またこのグレードは中身がガラスパネルではあるものの、標準ではLEDイルミネーションに対応していませんので、別途オプションで選択する必要があります。