今回LEVEL-M2A6-R77-TK4Xを購入しましたのでレビューしていきます。
目次
基本スペック
(パソコン工房)LEVEL-M2A6-R77-TK4X

| CPU | Ryzen 7 7700 |
| グラフィックボード | RTX 5070 |
| メモリ | DDR5 16GB |
| 容量 | 500GB NVMeSSD |
その他のPCスペックはこちら
| サイズ | 約幅210mm×奥行350mm×高さ392mm ※最大突起物除く |
| 電源 | 650W BRONZE |
| 光学ドライブ | 光学ドライブ非搭載 |
| マザーボード | A620 マザーボード |
| PCケース | ミニタワー / microATX PCケース |
| CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
| OS | Windows 11 Home |
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:2.9
同価格帯の平均:3.7
同価格帯の平均:2.3
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.6
| ゲームタイトル | WQHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
|---|---|---|
| モンハンワイルズ | 最高画質、76fps(129fps) | 最高画質、50fps(108fps) |
| マーベルライバルズ | 最高画質、125fps(196fps) | 最高画質、67fps(136fps) |
| ヘルダイバー2 | 最高画質、114fps | 最高画質、66fps |
| Path of Exile 2 | 最高画質、(169fps) | 最高画質、(117fps) |
| タルコフ | 最高画質、69fps | |
| オーバーウォッチ2 | 最高画質、138fps | |
| Delta Force | 最高画質、163fps(262fps) | 最高画質、91fps(150fps) |
| Apex | 最高画質、159fps |
※参考値であり保証するものではありません。
※()内はDLSSやFSR、XeSSなどアップスケーリング・フレーム補完を利用した場合の数値
LEVEL-M2A6-R77-TK4XはLEVELθシリーズの一つであるフレームレス構造のPCケースを利用したゲーミングPCで、Ryzen 7 7700とRTX 5070のミドルエンド構成になっています。
価格的には丁度中間くらいの設定で、性能と価格バランスに優れた比較的検討しやすいPCと言えるでしょう。
CPUは旧世代のRyzen 7 7700で、RTX 5070とベスト構成とまでは言えませんが、代わりに価格を抑えることができ性能は十分に活かせるので最近多い組み合わせです。
それでは詳しくみていきましょう。
ゲーム性能はどのくらい?
| DLSS4 | DLSS3 | FSR4 | FSR3 | SM | AFMF |
|---|---|---|---|---|---|
| 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
※AIフレーム生成・アップスケーリング等技術の対応表
ゲーム性能を最も左右するグラフィックボードは「RTX 5070 12GB」を搭載。
DLSS4に対応しており、マルチフレーム生成が使えるのが大きな利点。ミドルエンドクラス性能になっており、価格と性能バランスが丁度よいグラフィックボードといえます。

なお今回利用されていたのはMSI製のRTX 5070。このあたりは都度仕入れ状況にもよって変わるでしょう。今回はRGBイルミネーションが無いグラボなので、地味な感じは受けます。
AIフレーム生成、アップスケーリングを使わない場合
入力遅延重視からDLSSやFSRなどを使わないときのフレームレート結果です。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、ヘルダイバー2、CoD:BO7、バトルフィールド6で計測しています。

| モンハンワイルズ | CoD:BO7 | バトルフィールド6 | Delta Force | マーベルライバルズ | ヘルダイバー2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルHD最低 | 93.00 | 152 | 206 | 207 | 306 | 192 |
| フルHD最高 | 82.56 | 97 | 164 | 181 | 154 | 138 |
| WQHD最低 | 87.56 | 142 | 159 | 197 | 251 | 192 |
| WQHD最高 | 69.71 | 80 | 121 | 147 | 106 | 109 |
| 4K最低 | 62.67 | 122 | 93 | 106 | 129 | 117 |
| 4K最高 | 45.02 | 57 | 68 | 79 | 58 | 63 |
DLSS/FSRを使わないとしてもフルHDであれば高画質でも高フレームレートを余裕で出すことができ、WQHD解像度でも高画質で概ね高いフレームレートを出すことができます。
4Kは高画質はやや厳しいですが、低画質にすれば十分遊べるレベル。WQHDであれば高画質でも概ね高いフレームレートが出ています。
ただ144fps以上とかまではでないので、超高フレームレートを狙うなら中画質ぐらいまでが妥当かもしれません。

| モンハンワイルズ | CoD:BO7 | バトルフィールド6 | Delta Force | マーベルライバルズ | ヘルダイバー2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルHD最低 1%Low | 56 | 136 | 133 | 142 | 222 | 163 |
| フルHD最高 1%Low | 32 | 79 | 116 | 134 | 100 | 115 |
| WQHD最低 1%Low | 53 | 123 | 127 | 132 | 188 | 146 |
| WQHD最高 1%Low | 31 | 63 | 93 | 104 | 74 | 104 |
| 4K最低 1%Low | 49 | 102 | 73 | 98 | 104 | 115 |
| 4K最高 1%Low | 27 | 46 | 56 | 76 | 43 | 62 |
さて平均フレームレートは中々でしたが1%Lowフレームレートはどうでしょう?こちらがあまり低いと安定したフレームレートがでておらずFPSなどでは微妙になることも。
結果としてはモンハンワイルズだけはかなりパフォーマンスが悪化している結果に。ほかのゲームはそれなりにフレームレートを維持できていますから、おそらくRyzen 7 7700とモンハンワイルズの相性が悪いのでしょう。ゲーム側の最適化不足っぽい気もします。
他のゲームに関しては十分にフレームレートは維持できており、総合的に見てWQHDであれば最高画質設定でも問題なくあそべ、144fps以上など超高フレームレートなら低~中画質くらいで遊ぶのが良いでしょう。
DLSS4/DLSS3を使う場合
続いてはDLSS4やDLSS3を使った場合のフレームレート計測結果です。RTX 5070の良さともいえる機能になります。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、サイバーパンク2077、CoD:BO7、バトルフィールド6で計測しています。

| モンハンワイルズ | CoD:BO7 | バトルフィールド6 | Delta Force | マーベルライバルズ | サイバーパンク2077 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルHD最低 | 162.88 | 353 | 366 | 454 | 517 | 332.51 |
| フルHD最高 | 130.13 | 273 | 300 | 366 | 325 | 286.04 |
| WQHD最低 | 149.68 | 265 | 269 | 324 | 367 | 280.15 |
| WQHD最高 | 120.65 | 212 | 227 | 271 | 247 | 221.06 |
| 4K最低 | 121.32 | 185 | 179 | 172 | 247 | 193.53 |
| 4K最高 | 95.54 | 145 | 153 | 141 | 170 | 136.95 |
DLSSを使うと一気にフレームレートが出るようになりWQHD解像度の高画質でも超高フレームレートは余裕。4K高画質設定も十分高フレームレートと、4Kゲーミングも余裕で遊べるようになります。
モンハンワイルズはややフレームレートが低いものの、それでも120fps前後と十分。

| モンハンワイルズ | CoD:BO7 | バトルフィールド6 | Delta Force | マーベルライバルズ | サイバーパンク2077 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フルHD最低 | 93 | 300 | 153 | 185 | 217 | 93 |
| フルHD最高 | 53 | 226 | 122 | 181 | 128 | 78 |
| WQHD最低 | 89 | 217 | 116 | 174 | 165 | 100 |
| WQHD最高 | 51 | 173 | 95 | 156 | 99 | 75 |
| 4K最低 | 82 | 154 | 79 | 127 | 115 | 82 |
| 4K最高 | 37 | 117 | 68 | 99 | 73 | 55 |
では1%Lowフレームレートを見てみるとどうか。
先ほどと同様にここでもモンハンワイルズはかなりフレームレートが落ちており、特に最高画質では60fpsを下回ってしまいます。
ゲームが止まったり、カクつくといった症状はないものの安定しているか?と言われると否。かなり相性は良くないみたいですね。
ただそのほかのゲームはフレームレートが落ちているものの、4K最高画質でも60fps以上を維持できているゲームも多く、中~高画質くらいならどのゲームでもそれなりの安定でゲームはできるでしょう。
DLSS4マルチフレーム生成を使う場合
続いてRTX 5070を含むRTX 5000シリーズの良さであるDLSS4マルチフレーム生成を使って計測してみましょう。最近は対応ゲームも増えてきています。参考までにどの程度フレームレートが出るのかみてみましょう。
バトルフィールド6、マーベルライバルズ、サイバーパンク2077、CoD:BO7において最大である3フレーム補間を利用しました。

| バトルフィールド6 | マーベルライバルズ | サイバーパンク2077 | CoD:BO7 | |
|---|---|---|---|---|
| フルHD最低 | 578 | 711 | 600.84 | 563 |
| フルHD最高 | 485 | 487 | 487.23 | 459 |
| WQHD最低 | 413 | 525 | 426.57 | 410 |
| WQHD最高 | 358 | 388 | 352.68 | 338 |
| 4K最低 | 276 | 351 | 290.29 | 280 |
| 4K最高 | 243 | 267 | 220.64 | 230 |
さすがはマルチフレーム生成といったところ。単にDLSS4だけにするよりも圧倒的なフレームレートが出ており、もはや4K最高画質でも200fpsを軽く超えています。
遅延の懸念はあるものの、この機能の対応ゲームは増えており、かなり末永くゲームで遊ぶことができるのはRTX 5070の強みです。
動画編集性能はどのくらい?
ゲーム以外の用途として動画編集についてもみていきます。有名なソフトであるAdobe PremiereとHandBrakeでエンコード時間を計測します。
それぞれでCPUだけつかうソフトウェアエンコード、CPUとGPUを使うハードウェアエンコードの両方を計測しています。

| H264 フルHD | H264 4K | H265 フルHD | H265 4K | |
|---|---|---|---|---|
| ソフトウェア | 8:32 | 27:27 | 13:18 | 34:59 |
| ハードウェア | 5:26 | 21:00 | 5:38 | 27:41 |
Adobe Premiereでは主流であるH264およびH265においてフルHDと4K解像度の動画をエンコードしています。
フルHD解像度に関してはソフトウェアエンコードだと8~13分台とやや長めですが、ハードウェアエンコードなら5分台となっており実用性十分。
しかしながら4K解像度はかなりきついですね。ハードウェアエンコードでも20分以上かかります。15分動画でこの時間ですから、もっと長尺では使い物にはならないでしょう。
そもそもRyzen 7000シリーズは動画編集性能はやや弱いため、仕方ないかなとは思います。

| H264 | H265 | AV1 | |
|---|---|---|---|
| ソフトウェア | 10:35 | 13:12 | 21:21 |
| ハードウェア | 7:49 | 7:55 | 8:07 |
もう一つフリーソフトウェアで有名なHandBrakeでもみていきます。
こちらは15分4K動画をフルHDに変換している時間。最新のAV1エンコーダも含めています。
こちらは最新世代のCPUは5分台が多いので、そこから比べるとやや見劣りする結果ですね。特にソフトウェアエンコードは時間がかなり長く実用性は低め。
ハードウェアエンコードであれば可ぐらいかと思いますが、LEVEL-M2A6-R77-TK4Xに関しては動画編集を主目的として買うのはあまりおすすめできません。
ゲーム配信はどうか?
続いてはゲーム配信についてみていきます。今回はサイバーパンク2077を用いて、OBSソフトを使いYoutubeにて配信してみました。フルHD、2K(WQHD)、4Kにて計測しています。
また比較のために配信をしていないときのフレームレートも掲載しています。


| フレームレート | |
|---|---|
| 配信フルHD最低 | 321.05 |
| 配信フルHD最低 1%Low | 94 |
| フルHD最低 | 332.51 |
| フルHD最低 1%Low | 93 |
| 配信フルHD最高 | 275.42 |
| 配信フルHD最高1%Low | 76 |
| フルHD最高 | 286.04 |
| フルHD最高1%Low | 78 |
| フレームレート | |
|---|---|
| 配信WQHD最低 | 275.43 |
| 配信WQHD最低 1%Low | 97 |
| WQHD最低 | 280.15 |
| WQHD最低 1%Low | 100 |
| 配信WQHD最高 | 212.75 |
| 配信WQHD最高1%Low | 75 |
| WQHD最高 | 221.06 |
| WQHD最高1%Low | 75 |
| フレームレート | |
|---|---|
| 配信4K最低 | 182.22 |
| 配信4K最低 1%Low | 78 |
| 4K最低 | 193.53 |
| 4K最低 1%Low | 82 |
| 配信4K最高 | 131.68 |
| 配信4K最高1%Low | 56 |
| 4K最高 | 136.95 |
| 4K最高1%Low | 55 |
Ryzen 7000シリーズは配信は苦手というイメージがあったのですが、計測してみるとやや平均フレームレートも1%Lowフレームレートも配信時のほうが下がっていることが多いものの、ほとんど影響はない結果。
2K配信はもちろんゲームにもよりますが、4K配信も可能ではあります。
温度や騒音はどうか?
ゲーミングPCでは温度があがりすぎるとパフォーマンスが低下してしまうため、温度管理は重要です。高負荷時に温度があがりやすいため、高負荷なゲームおよび動画編集、配信時の温度を計測。また騒音も加えて計測しました。室温は21.8℃です。

| CoD:BO7 | モンハンワイルズ | サイバーパンク2077配信 | Adobe Premiere | |
|---|---|---|---|---|
| 最大CPU温度 ℃ | 86.8 | 87.4 | 86.5 | 87.4 |
| 最大GPU温度 ℃ | 68.9 | 67.8 | 71.9 | 66.3 |
| 騒音 db | 48.9 | 48.4 | 49.7 | 48.0 |
正直なところCPUの冷却不足は否めないかなという結果に。どの作業でも85℃以上と非常に高温で、PCがリセットされる温度からは大分低いですが、ある程度CPU性能が落ちている可能性は否定できません。

LEVEL-M2A6-R77-TK4Xは初期構成では純正のAMDCPUファンを利用しているので、できれば上位のCPUクーラーにアップグレードするのがおすすめ。
グラフィックボードは問題なく60~70℃ですので、十分性能を活かすことができそうです。
少し感じたのは高温の割には騒音は50db下回るなど、通常のゲーミングPCよりも静か。おそらく静音性が高いPCケースファンも利用されており、冷却性能が不足している感じはします。
今回は冬の計測でしたから、夏場はより厳しいかもしれません。
スペック構成
メモリ:DDR5 5600Mz 16GB
Ryzen 7 7700はDDR5のみ対応ですので、必然的にDDR5を採用。
通常なら特に可もなく不可もなくの搭載量ですが、最近はメモリ不足もあって16GBでもかなりありがたいです。

なお今回はCrucialのDDR5 5600MHzが利用されていました。
ヒートシンクはないですが、駆動クロックがCPU定格より低いメモリを利用しているゲーミングPCも多い中、そうではないのは嬉しい誤算。
ただCrucialを製造する米マイクロンはAI向けのためにPC向けメモリの製造を終了する方針になったため、今後は別のメーカーになるかと思います。駆動クロックも在庫枯渇の市場から考えれば下がる可能性大。
ストレージ:1TB Gen4 NVMe SSD
メインストレージはGen4規格のNVMe SSDを採用しています。ブランド名はKingston製となっており、自作界でも定番のメーカーで安心。
容量に関しては今後1TBではなく500GBになる可能性が高いです。こちらもAI需要による影響を受けて在庫が枯渇しているためです。

読み書き速度はGen4標準。温度は常に低温でしっかりと冷却が効いているので心配はいらないでしょう。
電源:650W BRONZE
電源ユニットは650Wのブロンズ認証電源です。レードです。
容量はRyzen 7 7700とRTX 5070の組み合わせとしては他社より容量は若干低めですが許容範囲内。動作には問題ないでしょう。

メーカーはHEC製。台湾のメーカーですがあまり自作erでは馴染みがないメーカーかもしれません。まあ可もなく不可もなくといったところでしょうか。
マザーボード:AMD A620 チップセット マイクロATXマザーボード


マザーボードはASRock製のA620チップセットマザーボードを利用しています。
ただしこちらは一般販売されているグレードではなくOEM版と予想でき、加えて旧世代チップセットおよび安価グレードのA620ですので、特に凄さはありません。
Ryzen 7 7700ですともう一つ上のグレードのチップセットとの組み合わせをよく見かけますが、A620チップセットでも問題は特にないでしょう。拡張性には乏しいですが価格との両立で必要十分レベルです。
MicroATXですので拡張性はそこまでありませんが、かわりにややコンパクトになります。
CPUファン:空冷CPUクーラー

CPUクーラーはAMDの純正ファンがデフォルトです。前にも記載しましたがやや冷却不足を感じますので予算があれば上位にアップグレードするのが良いでしょう。
特に本PCはケース形状的に中身のイルミネーションの相性がよく、付属のケースファンは光りますから、光る仕様のCPUクーラーのほうがいいですねえ。
ネット関連:有線LANのみ
LEVEL-M2A6-R77-TK4Xには無線LANが付いていないのは注意。有線LANしか対応しておらず、無線LANを利用する場合は、オプションか別途子機を自分で用意しUSBスロットに差し込む必要があります。
PCケース:ミニタワーケース (MicroATX)
PCケースはパソコン工房LEVELθオリジナルです。
210(幅)×401(奥行き)×422(高さ) mmですので、ゲーミングPCの中では中間くらいのサイズになっています。

PCケースはフロント部分に柱が無いピラーレス構造と呼ばれる最近人気のタイプになっています。
大きさは約幅210mm×奥行350mm×高さ392mmですので、やや小型のゲーミングPCになります。
下部は電源ユニットが搭載されており、そちらはパンチライン利用でオーディオ機器のような印象を与えてくれます。
ケースファンがイルミネーション対応となっていますが、このシリーズではイルミカラーが限定されており、色々な種類から好きなものを選ぶ仕様に。個人的にはRGB対応のほうが嬉しいですが、安さのためと考えれば十分。

個人的には正面サイドのUSBのI/O装備がちょっと少ないかなあと思います。
最近ですとUSBが4口あったり、USB TypeCが用意されていることもありますから、利便性は落ちるのは否めませんね。